SING

アニメ映画
02 /24 2018


子供向けかな?と一見思いがちかもしれないアニメーション映画だけど、この映画ほど泣けるものはないです!

嘘だと思ってもいいので一度観ることをおすすめします!

現代の疲れた大人こそが観る映画だと私は思いました。

登場人物の動物たちは皆それぞれに悩みと家庭の環境で夢をもっていても、叶えることが出来ない状況でつい自分自身と照らし合わせながら観てしまうというかなり深い話になってくるのでただ笑って何もなく終わる映画ではなく挫折、希望、努力、運とアメリカンドリームを幅広い年齢に分かりやすく説明したようなストーリーだと思います。

また吹替と字幕ともに登場人物たちは有名な歌手や俳優を起用しており、どちらで観ても歌とともにセリフも上手く両方ともおすすめします。

吹替ではこのキャラクターは可愛らしいけど字幕ではカッコいいなど少し違いはありますが、どちらも大変魅力的になっているので比べながら観るのも新しい楽しみ方なのではと思いました。

特に注目してみて欲しいのはゴリラのジョニーを担当したキングスマンのエグジー役で知られるタロン。

キャラクターの生き生きしている喋り方も、歌の上手さと合わせて華がある声で存在感ある役で魅了されました。

また他にも沢山のキャラクターが出てくるのですがそれぞれ自分と当てはまるような悩みをもつ動物たちが登場するので誰かひとりでも共感できるような存在に出会えると思います。

是非現在悩んでいる、一度夢を諦めてしまったひとは観てみることをおすすめします!
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ネオン・デーモン

海外映画
02 /23 2018


煌びやかなファッションモデル業界の、裏側。

けっこうグロテスクな描写が多くて、苦手な方はご注意を。

美しくて恐ろしいモノが大好きな方は、是非見てください、最高のホラー映画ですよ。


モデル同士、女性同士の嫉妬や羨望が入り混じった、緊張感あふれるシーンもさることながら、男性カメラマンや男性ファッションデザイナーに、マネキン人形でも見るかのように品定めされるシーンに、どうにも居心地の悪さが刺激されます。


レフン監督の趣味炸裂、本領発揮という感じで、メタファーが多くて読み取れない部分も沢山ありましたが、タイトル通りの美しさに圧倒されてしまいました。

ネオンカラーのメイクとファッション、ビカビカ明滅する照明にうっとり。

バラのトゲに触れて気を失って倒れてしまうなんて、まるで『眠れる森の美女』のよう。

絵画のような美しさでした。


なにより、エル・ファニングが美しすぎて…

彼女、本当に良い女優さんになりましたね。

童顔で、儚げだけど、存在感のある、意志のある瞳が印象的で。

『マレフィセント』でも妖精のような可憐さを披露していましたが、究極の美と永遠の若さを追及する浮世離れした世界観にピッタリでした。

姉のダコタ・ファニングはどうしてるんでしょう。

いつか姉妹の競演も見られるんでしょうか。


そうそう、最近、映画サントラへの楽曲提供を精力的に行っているSia。

彼女の書きおろし楽曲『Waving Goodbye』の歌声の迫力にもズシンときました。


とにかくゾッとするほど美しいものをみたいひと向けです。

スパイダーマン:ホームカミング

海外映画
02 /21 2018


不器用ながらも成長していくヒーローっていう新鮮さのある作品でした。

ヒーローとしての大人の世界にいるトニーの背景にある大人の世界の都合や、ヴィランであるヴァルチャーさんの背景にある大人の世界の都合、そんなのまるで知らないまま良い事するのは良い事でしょ?って動くピーター。

この作品が面白いのはトニーはトニーのいる世界の法則の中でピーターを見守って、ヴィランであるヴァルチャーさんも彼は彼なりの立場の上で大人としてピーターを見守っているところだと思います。

この作品ヴィランであるヴァルチャーさんが人格的に小物だったらピーターの心に深い傷と現実的な危機を残すような内容だったりするし、普通に見てるとピーターのせいで全部悪く事が運んでるのでは・・・と思いかねないんですが、

そこらへん全部ヴァルチャーさんが悪役として全部引き受けてくれていて、この人が背負う気持ちでいるならとやかく言う必要もないか・・・という気持ちにさせられて、まれにみる人道的悪役だなと思いました。

続編あったら味方になったらいいのに。

むしろヴァルチャーさんが主役でもよかった気がする・・・悪役なので非人道的な事はするんですけど。

あとアイアンマンの活躍あんまりないですけど実質アイアンマン4だったりするので、アイアンマンシリーズ好きな方は見るとちょっと幸せになれるかもしれないです。


それから一番の見どころはこれまでにないスパイダーマンの能力、トニースタークからもらったスーツって設定が凄くよく生かされてると思います。

新鮮でグッドでした。

スリー・ビルボード

海外映画
02 /20 2018


全く予想していたものと違う!

いかんせんすこぶる前評判が良かったので、無条件に期待していましたしアカデミー賞レースに絡んでいることもあり公開日に鑑賞。

鑑賞前は「悪徳警官と復讐に燃える母親とのやり合いでしょう」という安易な印象でした。結論を言うと、そんな印象は見事に覆された。

鑑賞後は余韻に浸り、あれやこれやと考えを巡らせてしまう素晴らしい映画でした。

警官=悪、母親=正義というイメージを持ってしまったことに関しては予告編を観たものであれば、誰でもそう持ってしまうだろう。

ただそんな簡単な構図ではなかった。どちらの立場においても為すべきことを為そうとする姿勢はしっかりあって、表現する形が違うだけ。

母親が今回のタイトルにもあるビルボードに何をしたのか、どうしてそんなことをしたのか、理由は鑑賞しなくても公開している情報から読み取ることができるが物語中盤くらいの回想シーンで母が悲しみの原因となった奥底にある感情を出す所を観たときには狂気じみた母親にも同情してしまった。

警官にもその人となりを見せる物語がしっかり映画内で描かれており「いやーかっこいいなー」となってしまう。

善と悪がはっきりしているかと思えば、混在しているようにも思える。

母親の看板設置は何も進まず光が見えない現状に対しての心からの主張でそれに対する警官対応を極端に描くことにより母親サイドに引き込まれる。

そこからの警官の物語で同じような感情が生まれる。重厚で面白かった。

本能寺ホテル

日本映画
02 /19 2018


2017年公開された日本映画の代表「本能寺ホテル」は歴史ファンならず一般の人も簡単な歴史を楽しみながら本能寺の変をテーマにしたSFストーリーを楽しむことができる映画になっている。

そのうえキャストの多くが豪華で誰もが知っている俳優の数々だ。

主役の現代から過去へタイムスリップする綾瀬はるか演じる繭子はなんとなく進学し、就職し、結婚する予定でいるどこにでもいる現代の女の子の象徴である。

ただ、なんとなく生きている、けれど不幸でも幸せでもない。

やりたいことも特にない。そんな「現代の女の子」が生きるか死ぬか、世の中を変えるためにはと人生をかけた歴史上の人物堤真一演じる「小田信長」とタイムスリップすることにより出会うことになる。

ストーリーは実に簡単で飲み込みやすいがその奥に隠された2人の生き方の違いとそれぞれの想いの違いがお互いに影響を与えていく。

繭子は天下を目指す織田信長に「ここの人たちは笑っていない」と言い織田信長が天下統一の夢を抱いた頃の気持ちを思い出させる。

その代わりに織田信長から「やりたいことを全うする」生き方を学ばされる。

現代の若者たちに足りなかった想いの素と傍若無人な天下人織田信長に足りなかった人が現代の人も大切に思う「生きるという意味」の交差が非常に考えさせられる作品となっている。

それぞれの想いを感じ「自分の生きざまとは?」を考えるきっかけとなる夢を見つけることのできない、自分を表現することに戸惑っている現代の若者たちに、大人になってからもそれを考えずに生きてきてしまった人たちに是非見てほしい一作である。

咲子

観た映画をサクッとレビューしちゃいます。独断と偏見に満ちた、あくまでも「個人の感想です」的なブログです。